詳細情報
お客様レビュー
商品説明
出かける際、必ず持ち歩くお財布。お気に入りが見つかると、歩く足も軽やかにお出かけも一層楽しくなるもの。そんなお気に入りになるかもしれない、かわいらしい小銭入れです。中央に龍村裂を使用し、レザーと合わせた作りとなっています。口が大きく開き、小銭が見えやすく、出し入れしやすい構造です。サイドに皮を使用したしっかりとしたお仕立てですので、多少の衝撃では潰れることはございません。擦れにも強く長くお使いいただけます。中に指輪やネックレスなど、外側の衝撃から守りたいものをお入れいただくのにも適しています。
小ぶりでぽってりとしたデザインがかわいらしく、コインケースとしての容量は十分。丸カンのついた金具ですので、お気に入りの根付や鈴でドレスアップする事も出来ます。
文様説明
獅噛鳥獣文錦(しかみちょうじゅうもんにしき)

京都東山の高台寺に、豊臣秀吉が用いたと伝えられている陣羽織(重要文化財)が所蔵されている。
用いられた裂地は絹の綴織であり、もとは敷物か壁掛であったと思われ、十六世紀ごろペルシャ付近で織られたものと推定される。
獲物におそいかかる獅子は、シベリアのスキタイ民族特有の文様であり、文様を囲む輪郭は中世の回教文化のもの、孔雀等は印度文物の影響をうけており、またこれらの文様を巧みに綴織にする技は中国の技術であり、材料にはペルシャ特有のモール糸が使われていた。これらの文様、技術、材料を集めたこの陣羽織は東西文化の交流を実証する貴重な文化財であり、たまたまオランダ・ハーグ市のテッセン男爵所蔵の敷物にも同じ文様、同じ織方のものが発見されている。この綴織の逸品から、原本の雰囲気に出来るだけ忠実に、異国情趣あふれる経錦を織り出した。