*裁断の都合で表示画像と異なる柄どりになる可能性があります。
詳細情報
お客様レビュー
商品説明
【セット内容】
・本袋帯「青釉紅花文」地色:白
・選べるバッグ(いずれか一つ)
①茶席バッグ「柄:鹿文有栖川錦」W28×H29(持ち手含む)×D10cm
②フォーマルバッグ「柄:咸陽宮鱗文(茶)」W18.5×H15×D4cm
③フォーマルバッグ「柄:早雲寺文台裂(銀)」W18.5×H15×D4cm
※ご注文時に、ご希望のバッグのセット番号を備考欄にご記載ください。
・両面ミラー「柄:ムガールの羊」W5.7×H5.8cm
・テーブルセンター「柄:唐花雙鳥長斑錦」W30×H50cm(房込み)
【帯について】
・帯のお仕立て(芯入れ仕立て)をしてからの発送となります。
・お仕立て選択より、関東仕立て/関西仕立てのご選択をお願い致します。
【選べるバッグについて】
・ご注文時に、ご希望のバッグのセット番号を備考欄にご記載ください。
文様説明
ムガールの羊(むがーるのひつじ)
古くから人と密接な関係にある羊は絨毯にも良く見受けられます。この文様はインドのムガール帝国時代(1526~1857)の羊文と葡萄唐草文を文様構成し、創意工夫を加えて風雅な経錦として織り成しました。
咸陽宮鱗文(かんようきゅううろこもん)
近世の貴人達が書画の表装などに用いた裂地の中には、数多くの名品が見受けられます。この原品も、始皇帝の宮殿として知られる「咸陽宮」を描いた永青文庫所蔵の元時代の掛け軸“咸陽宮図”の中廻しに用いられている金襴であります。文様構成は全て方眼の色分けで、モザイク風に表現され、実に珍しい趣を醸し出しています。
本品はその風情を損なうことのないよう、気高く味わい深い色調で織り成したものであります。
唐花雙鳥長斑錦(からはなそうちょうちょうはんきん)
織物の地色を、二色または数色を縦に区画して縞目に表わすのを長斑といい、錦でこの配色のものを長斑錦とよんでいます。原品は正倉院御物の御軾裂ですが、それに些か構図に新しい工夫をこらし、金銀糸も配して経錦の織法で織りあげた作品であります。
早雲寺文台裂(そううんじぶんだいぎれ)
箱根の早雲寺什宝に文台と硯箱があり、これは、室町時代の古典学・連歌の第一人者である宗祇の愛用品であったものです。この裂地の原品は、その文台と硯箱にはりつけてあるもので、地場を銀箔で埋め、緑・海老茶・うす紅色等の色糸で撫子風の草花を蔓唐草に構成して織り出した、銀襴の裂地です。
この裂地のもつ渋さと豪華さの絶妙な調和をそこなわず、現代的工夫を加味して織り出しました。
鹿文有栖川錦(しかもんありすがわにしき)
錦の作品で名物裂に選定されているものは数少ないのですが、そのひとつに有栖川錦があります。この裂の名称が何に由来するのかは不明ですが、数多い他の名物裂と全く異った情趣を感じさせるのも、この錦の特色といえます。その中で鹿文様の有栖川錦は最もよく知られているもので、直線構成のみごとな表現、洗練された配色と文様、乱れのみえない巧みな織技は名物裂の貫禄十分といえましょう。
本品は、この錦に文様を採り、配色に新しい趣向を試みて経錦に織り出したものです。