コレクション: 文様特集
花唐草兎文(はなからくさうさぎもん)

日本における兎は中国の影響をうけ、霊的・神聖な動物として受け入れられ、古くは飛鳥時代から縁起の良い瑞祥文様として扱われてきました。 また、唐草もその起源はたいへん古く、人類が装飾ということを意識しだした当初から世界各地に多種多様な形で用いられ、取り分け我が国には多くの名品が遺されています。 本品はそういった中から愛らしく飛び跳ねる兎と唐草文様を組合せた「花兎文」に範を求め、経錦で織り成したものです。