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文様特集
蟠龍葡萄錦(ばんりゅうぶどうにしき)
中国では、古来より龍を四瑞・四霊 (龍・亀・麒麟・鳳凰)の一つ、天象の至高の聖獣として扱ってきました。殊に六朝時代 (三~六世紀) にかけては道教と結びつき、その後の中国の代表的文様となりました。
この文様は、日本に伝わった染織品、臈纈絁にほどこされた葡萄唐草文と、白銅鋳造の八角鏡に表された龍文に範をとり、文様構成したものであります。
唐文化の精髄を残し、経錦にて織り成しました。