コレクション: 文様特集
埃及の虎(こぷとのとら)

エジプト・ナイル川流域において独自の様式を成熟させ東方系キリスト教美術の中で、極めて特色のある世界を形成したのがコプト美術であります。 この文様は、その中で特に数多く遺る染織品に範を求め二種の花葉文を交互に並べ、その中に虎を配し、左右に細かい華文をあらわした文様構成にてまとめたものであります。 コプト美術の様式化された、ビザンチン文様の風韻を残し経錦に織り成しました。