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文様特集
ラーの猿(らーのさる)
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ナイル河流域、無数の神々と諸王達が独自の文明を築いた古代エジプト(紀元前305~330)では、猿は日の出の太陽に向かって礼拝の姿勢をとるという俗信からラー(太陽神)の聖獣とされていました。
ラーを崇拝する擬人化された猿達と、背景に配列したヒエログリフ(聖刻文字)とを構成し、エジプト古代王朝芸術の格調高い風韻を、彩り豊かな経錦として織り成しました。