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文様特集
有翼牛文様錦(ゆうよくうしもんようにしき)
牛は先史時代より、狩猟、牧畜の対象として、各地で牛神崇拝が盛んであり、悪を払う守護神として、浮彫・印章・彫刻・建築装飾の一部などの意匠に力強く単純化されて、数多く利用されていました。
この文様は、アカイネメス王朝(紀元前六世紀~四世紀)芸術の精巧な技術により、一角有翼の牡牛が薄肉浮彫で、銀皿に表されています。その美しい形姿を、連続性ある構成にてまとめ、経錦にて織り成しました。