コレクション:
文様特集
ミッフィー段文(みっふぃーだんもん)

日本の伝統的な織物に見られる縞柄とミッフィーを組み合わせた愛らしい段の文様を制作しました。
太い縞を親、細い縞を子どもに見立てて、親が子を守る親子縞や子どもが親を慕う孝行縞など、縞の並びは親子の絆を表現しています。
また正面を向くミッフィーには「うれしいときにも悲しいときにも目をそらすことなく、読者の子どもたちと正直に対峙していたい」[1]というディック・ブルーナの思いが込められています。
絵本に登場するにんじんやお花をさり気なく織り込んだ段文様は、ミッフィーの楽しく朗らかな毎日を眺めているかのようです。
ディック・ブルーナの温かいまなざしと文様に込められた子どもへの愛情を重ね、柔らかな色で織り表した和のデザインです。
引用文献
[1]ディック・ブルーナ『ミッフィーからの贈り物 ブルーナさんがはじめて語る人生と作品のひみつ』
講談社 2015年 130項.![]()