*裁断の都合で表示画像と異なる柄どりになる可能性があります。
詳細情報
お客様レビュー
商品説明
アートオブジェの製法である「木目込み(人形)」は、桐塑(とうそ:桐の木粉を糊等で練り上げたもの)を固めたボディに溝を掘り、そこに、生地を入れ込んで(木目込んで)着せ付けています。
受け継がれる伝統の技が随所に用いられて制作された作品となっています。
文様説明
※使用生地をご紹介(当商品は複数の文様を使用しています。)
セルジュークの馬(せるじゅーくのうま)
東西文明の十字路トルコ。古代ギリシャからオスマン帝国時代まで様々な歴史と文化を紡いできたこの国にはどこか親しみを感じる不思議な魅力があります。
この文様はトルコで出土されたセルジューク朝時代のタイルに範を求め、連続文様として構成しました。荘厳な宮殿を飾った星形や十字型のタイルには疾走する馬・孔雀・犬などが蔓草と共におおらかに描かれており、表情や形はとてもユニークです。
無限に広がるタイルの星々の中、色褪せることなく続く動物たちの小さな世界を、聖なる青と陶磁の艶やかな白、黒のコントラストを活かし経錦として織り成しました。
パジリクの午(ぱじりくのうま)
東アルタイ・パジリク古墳の永久凍土より出土した、紀元前5世紀から4世紀頃のものと思われる、現存する世界最古のカーペットに範をとりました。
文様の馬には鞍はなく敷物がつけられ、それを引く騎士は細いズボン・靴、ペルシア風の被り物を身につけています。四角で囲まれた花模様は松かさと蓮の花のアッシリア模様を模倣したと思われます。
古代文明に極東と近東の交易があったことを物語る価値のある織物を、経錦の柄として新たに創意を加え織り成しました。
陶彩遊馬文(とうさいゆうばもん)
中国陶磁器の一種で白磁に下絵を赤、緑、黄、青、黒の釉薬で描いたものは赤絵と呼ばれ、遠くヨーロッパの陶芸にも大きな影響を与えるほどのものでした。その最盛期で色鮮やかな作品が数多く作られるようになった中国・明時代の作品の中から軽やかに駆ける馬の意匠に範を求め、七宝や丁子、宝巻などの宝尽くしと富貴の象徴として愛された牡丹唐草を組み合わせました。リズミカルに駆け抜ける馬を描く絵付けの伸びやかな筆使いや明時代の赤絵が持つ華やかな趣を経錦の織り技法で表現しました。












