コレクション:
文様特集
三つ兎聚宝文(みつうさぎしゅうほうもん)
三つの異なるものを組み合わせたり、同じものを三つ寄せて一つの文様にしたりと古くより「三」という数は縁起の良いものとされて慶ばれてきました。
この文様も、三羽の兎が行儀よくそろって座った様子を前後から表した滑稽味のある丸文を、宝巻や分銅、珊瑚などの宝尽し文と組み合せて細かい縞の上にのせ、すっきりとした中にも経錦ならではの趣ある図柄としました。配色にも創意を加え、彩り豊かな経錦として織り成しました。