コレクション: 文様特集 更紗雲龍文(さらさうんりゅうもん)

江戸時代、インド更紗への憧れから日本でも作られるようになった和更紗の意匠に範を求めました。
あらゆる生き物の祖とされる龍は、天に昇り恵の雨を降らせる神獣と古くから信じられ、雲もまた、雨を降らせて五穀豊穣をもたらすものとして喜ばれてきました。
力強く神秘的な印象をもつ龍を円満に通じる丸の形で愛らしく表し、幸福を運ぶ瑞雲と組み合わせてリズミカルに配した親しみ溢れる意匠です。