コレクション:
文様特集
獅噛文(しかみもん)
この文様は、正倉院御物裂の獅噛文長斑錦を基にしたもので、正面から見た獅噛文を並列にした意匠は、殷・周代の銅器の表面装飾に見られるとうてつ文の流れを汲むものと考えられます。
原品は漢代以前の伝統を持つ古様な経錦ですが、本品は捩り組織を用いて軽微な薄織物として織り成したものです。