コレクション:
文様特集
宝果ねずみ文(ほうかねずみもん)
この図柄は寺院建築の装飾、蟇股(かえるまた)にみられる彫刻に範を得て制作しました。
葡萄と鼠といった組合せは近世以後、建築・彫刻或いは絵画によく見られます。たわわに実った葡萄の房や蔓の間に生命力あふれ戯れる鼠を配置し、「豊穣」、「子孫繁栄」、「財」といった意味を象徴する吉祥の図柄として構成し、経錦にて織りなしました。