詳細情報
お客様レビュー
商品説明
茶道流派の一つ、表千家流などで使用される出帛紗です。織りの技と文様の美しさが際立つ龍村裂の帛紗。大切な茶席用には、その席に合った出帛紗をお選びください。季節感で選んでいただいたりと、それ一つでセンスと品格が現れます。数寄屋袋や懐紙入れとお揃いの柄でお持ち頂き、トータルコーディネートもお楽しみいただけます。茶事のお供、また贈答品としてもご好評を頂いております。茶道のお稽古をしている方なら、何点あっても重宝する出帛紗。装いに合わせて、またお好みに合わせて出帛紗を選べるようにプレゼントしてみてはいかがでしょうか? また、香炉の敷物など、インテリアのワンポイントとしてもご利用いただけます。
文様説明
蜀紅錦(しょっこうにしき)
蜀紅錦とは、中国蜀の国(二二一~二六三)の首都であった成都で製作された錦をいいますが、蜀の地で製産される蜀錦は三国時代以前からすでに有名でありました。奈良の法隆寺に、重要文化財に指定されている、蜀紅錦と呼ばれるものが二種類伝えられていますが、いずれも紅地で、一つは格子の中に花模様を出したもの、一つは幾何学文様で、共にこの錦の文様とは全く趣を異にしています。蜀紅錦がこの錦のような柄構成になったのは南宋時代(一一二七~一二七九)以後といわれ、その後、蜀紅錦と呼ばれる錦には、このような文様型式が定着しています。
この製品は、前田家に伝えられている名物裂の中の元末明初の頃と思われる蜀紅錦を模し、色調に工夫をして、経錦として織り出したものです。