詳細情報
お客様レビュー
商品説明
信玄袋は裂製のマチなし手提で、口を紐で締める巾着袋です。明治中期以降から流行し、和服を着た際に小物入れなどに使うだけでなく、最近では洋装カジュアルに用いてコーディネートしてみるのもおすすめです。従来の発想にとらわれない、多様な使い方が出来るアイテムです。
文様説明
御軾鳳凰文錦(ぎょしきほうおうもんにしき)
原品は聖武天皇が御使用になった肘掛(軾)にはられている裂地で、葡萄唐草をめぐらした円文の中に一羽の鳳凰を織出しています。円文の中に動物を置くペルシャ式の文様構成と、中国の文様である鳳凰、そして葡萄唐草という東ローマ式の意匠とが巧みにひとつの構図をなしており、奈良時代の文化振幅を如実に物語るものといえます。文様、配色、織技のそれぞれにすぐれた緯錦です。
本品では、原品の図様を縮小し織法は経錦にして、そのもつ独得の風趣を生かした配色を工夫しました。