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詳細情報
お客様レビュー
商品説明
【セット内容】
・仕立て名古屋帯「柄:更紗聖牛文(赤)」長さ:3m55㎝ 幅:30.0㎝
・茶席バッグ「柄:シャーティーの虎(クリーム)」W24×H24(持ち手含む)×D10㎝
・チャック付札入「柄:獅噛文長斑錦」W18.5×H9.0×D1.5
・半月ポーチ「柄:天平木画奏花錦(茶)」W16.5×H10.0×D5.5
文様説明
シャーティーの虎(しゃーてぃーのとら)
インドには多種多様な動物や植物が生息しています。中でもトラは「国獣」とされ、世界一を誇る生息数となっています。
この文様は北インドのべナレスでつくられた伝統的衣装シャーティー( サリー) に描かれた動物文を出典としており、中でもベナレスは多くの織物生産が盛んな街です。
古来より優れていたインドの織物を生き物の息吹を感じさせる経錦として織りなしました。
天平木画奏花錦(てんぴょうもくがそうかきん)
正倉院の宝物には、大陸からもたらされた見事な美術工芸品があるのみならず、わが奈良朝人の手になるものもあります。そしてそれらには唐の文化、更にはその西域の文化の影響が色濃く窺える品々が数多く伝世されています。本品はその中の一つで全面に四弁花文、六弁花文、六弁小花文の三種の小花文の木画を交互に表した文様がある、誠に美しい紫檀の琵琶に範を求めたものです。
原品の趣を損なうことのないよう、あくまでも気品高く華麗に、経錦の織法で織り成し、天平の美観を偲ばんとしたものです。
更紗聖牛文(さらさせいぎゅうもん)
インドの代表的な染織のなかに、印金を用いた印度更紗の優品があります。その中よりヒンズー教においては神聖な存在とされる牛の文様とシンボリックな姿をした花卉文の二つの図柄に取材し再構成いたしました。それらの文様はいずれも漆や糊を型で置き、その上に金箔や雲母の粉をおいて図柄が表現されています。
このような印金更紗にみられる独特の趣を生かしながらも、繊細華麗に経錦の技法で織り成しました。
獅噛文長斑錦(しかみもんちょうはんきん)
原品は、奈良時代の錦裂の中でも文様系統を異にする錦で、獅子が口をひらいた如く見えるため獅噛の名称がつけられたと思われます。
赤、緑、縹、紫、等で縦縞を出し、横に並ぶ獅噛文を幾段にもあらわした経錦です。また織物の地色に二色または数色を縦に用い、縞目を織出すのを長斑といい、この錦はそれにあたります。異色の文様をもつ錦の一つといえましょう。