詳細情報
お客様レビュー
商品説明
応接セット、ダイニングテーブルなど長めのテーブル中央に敷いていただければ、空間を彩るインテリアアイテムとして重宝する一品です。両端はとき房で、丹念に解かれた色糸がとても美しい仕立てとなっています。
使用している織物は、経錦(けいきん)と呼ばれ、糸の浮き沈みで色と文様を表す織物で、正倉院や法隆寺などが所蔵する古代裂に見られる織技法を用いています。
軽くかさばりませんので、海外の方への贈り物としても最適です。また桐箱もご用意しておりますので、ワンランク上のギフトとして利用して頂く事も可能です。
※この商品はオーダー品です。発送まで約2週間ほどお時間を頂戴いたします。
文様説明
天平綺文錦(てんぴょうかんはたもんにしき)
正倉院裂は、日本のみならず広く東亜における七・八世紀の染織技術を物語る厖大な伝世染織群で、この時代の染織のあらゆる技法を窺うことが出来る極めて貴重な資料として知られている。この本歌もその中の一つで小幅で小さいものながら、暈繝配色に入子菱と花卉文を表した華麗な綴錦です。日本古来から伝わる綴織機のことを”綺”と云い、中国ではこの綴織を強靭な帯として用いてたことから、幅の狭い真田紐風の織物を指して「かんはた」と呼ばれています。本品は綺の趣を損なうことのないよう、暈繝の地に花文と幾何学文を配して気品高く優雅に、経錦の織法で織り成し、天平の美観を偲ばんとしたものです。