詳細情報
お客様レビュー
商品説明
お菓子やお酒、おもたせを包むのにぴったりの龍村美術織物の風呂敷。お着物姿の時には、ちょっとしたバッグ代わりにもお使い頂けます。薄くて軽い生地の特徴を生かした機能性だけでなく、色鮮やかなデザイン性にも優れており、海外へのお土産としてもご好評頂いております。
素材は正絹100%の経錦(けいきん)でお作りし、裏に 龍村美術織物のラベルが付いています。
60cm角は、小さ目のお重や、菓子折り、 ワインボトルなども包めるサイズです。90cm角は、一升瓶を包んだり、エコバッグを作ったりできるサイズです。テーブルクロスにもご利用いただけます。
文様説明
獅噛鳥獣文錦(しかみちょうじゅうもんにしき)
京都東山の高台寺に、豊臣秀吉が用いたと伝えられている陣羽織(重要文化財)が所蔵されている。
用いられた裂地は絹の綴織であり、もとは敷物か壁掛であったと思われ、十六世紀ごろペルシャ付近で織られたものと推定される。
獲物におそいかかる獅子は、シベリアのスキタイ民族特有の文様であり、文様を囲む輪郭は中世の回教文化のもの、孔雀等は印度文物の影響をうけており、またこれらの文様を巧みに綴織にする技は中国の技術であり、材料にはペルシャ特有のモール糸が使われていた。これらの文様、技術、材料を集めたこの陣羽織は東西文化の交流を実証する貴重な文化財であり、たまたまオランダ・ハーグ市のテッセン男爵所蔵の敷物にも同じ文様、同じ織方のものが発見されている。この綴織の逸品から、原本の雰囲気に出来るだけ忠実に、異国情趣あふれる経錦を織り出した。