商品説明
一般に掛額と言えば絵画を連想される場合が多いですが、龍村美術織物では「美術織物」の名に恥じない芸術性を持った作品を織物で表現し掛額に仕上げました。お祝いの贈答品などとして重用頂く事の多い掛額。日本らしい風景や古今東西の美しい文様を織り上げた一品は、そうしたシーンをより印象深いものにしてくれることでしょう。
※お届けまでに2カ月程度お時間を頂きます。あらかじめ御了承下さい。
文様説明
鴛鴦唐草文錦(おしどりからくさもんにしき)
原本の錦裂は、大幡の突端の装飾として花形にたたれて用いられた緯錦であり、波行する唐草の円輪と、その中に蓮花座上に花茎をくわえて向い合う二羽の鴛鴦が、織り出されています。
地には赤の、唐草には緑・藍・黄・白・赤の彩緯を用い、輪郭を藍で括っています。鴛鴦は頭部が緑・白・藍・黄、胸が緑・白・藍・紫、尾羽が緑・白・藍・紫・黄、腹部が浅緑で、多彩華麗な錦であります。
文様構成の見事さ、美しい配色と織技の精巧さは、正倉院宝庫にある数多い錦裂の中でも優秀なる作品といえましょう。
本品は、原品の華麗さをそのままに、織法を経錦にかえて織り出したものであります。