*裁断の都合で表示画像と異なる柄どりになる可能性があります。
詳細情報
お客様レビュー
商品説明
アートオブジェの製法である「木目込み(人形)」は、桐塑(とうそ:桐の木粉を糊等で練り上げたもの)を固めたボディに溝を掘り、そこに、生地を入れ込んで(木目込んで)着せ付けています。
厳選された生地は、金銀糸を織り込んだ裂や、膨れ織といった独自の織り文様、特殊な織り技法を用いた裂など、色とりどり41種類にも及びます。
また、神聖な「龍」の荘厳さと躍動感の表現にもこだわり、受け継がれる伝統の技が随所に用いられて制作された作品となっています。
文様説明
※使用生地をご紹介(当商品は複数の文様を使用しています。)
寿花文(じゅかもん)
菊は、その姿・色・香りの優れていることにより、我が国において特に愛好されてきました。その菊花と、長寿を意味する寿を配し、地には疋田鹿子をもちい、文様構成しました。
明治39年、初代龍村平藏(1876~1962)の考案による組織をもって、絞りの風韻を錦上に織り成したものです。
瑞龍楚繍文(ずいりゅうそしゅうもん)
高い技術と完成度を持つ中国の染織品は、伝播した周辺の国々に強く影響を与えるほどでした。その生産の中心、楚国(現在の湖北省)で見つかった数多くの染織品の中から、龍の刺繍を範に制作しました。
当時の刺繍文様の特徴である、図案化された龍や花の枝、蔓草が垂直水平の線として四角形を描く幾何学的な構成を活かし、龍が引き立つようアレンジしています。
中国で最も尊ばれる意匠のひとつであり、宮廷の興隆や婚姻の円満などを象徴する吉祥柄、龍を経錦の技術で表現しました。
連樹瑞鳥文(れんじゅずいちょうもん)
高々と空へ届かんと揺らめき輝く、枝葉を持つ神話の樹々の中に、睦まじく穏やかに羽根を休める瑞鳥を配した構成にまとめました。
明治三十九年、初代龍村平藏(1876~1962)考案による組織をもって、詩情かなでる織物に織り成したものです。