コレクション:
文様特集
繍花楽園文(しゅうからくえんもん)
十七世紀イギリスの女性のたしなみの一つに「刺繍技術」がありました。その刺繍の下絵用の捺染に範を得ました。イギリスの自然主義に見られる多様な花々、苺・葡萄などの果実、その実を口にする猿や兎・鳥・栗鼠などを配し、文様構成しました。のびのびとして、楽しさに満ち溢れ、当時の人々の身近な花や動物に対する慈しみを感じることができます。
優しく、温かな思いが伝わる趣を経錦として織り成しました。