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文様特集
人物天馬文経絣(じんぶつてんばもんたてかすり)
茶入は千利休が天正15年(1587)北野大茶湯で使用したもので、関が原合戦の褒章として徳川秀忠から細川三斎が拝領。形姿、釉調ともに気品高く、なで肩で腰が大きく膨らんだ姿から三斎が「尻ふくら」と名づけました。
仕覆は人物天馬文経絣。当時新進の縞渡りの織物として珍重されたようです。天馬文や人物表現は今日でもインドネシア・スムバ島の木綿の経絣に見られる意匠ですが、この絹絣の制作地は不明です。