*裁断の都合で表示画像と異なる柄どりになる可能性があります。
詳細情報
お客様レビュー
商品説明
【セット内容】
・仕立て名古屋帯「柄:聖宝洋犬文(黄)」長さ:3m55㎝ 幅:30.0㎝
・茶席バッグ「柄:利休緞子(赤×金)」W24×H24(持ち手含む)×D10㎝
・チャック付札入「柄:更紗聖牛文(赤)」W18.5×H9.0×D1.5
・半月ポーチ「柄:角倉文(紺)」W16.5×H10.0×D5.5
文様説明
利休緞子(りきゅうどんす)
利休が愛用した本歌の裂地は、淡縹地に静かにとけこんだ黄茶色の梅花文様の緞子です。黄茶色で描く五つの点、それを無造作に結ぶ線の構成で梅花を表象する、心にくい意匠といえましょう。
この本歌の地合に、広く現代的用途を考えてやや工夫を加え、配色も本歌の作風・風韻に学びつつ、いろいろの地色とそれに調和する色彩による梅花の表現を試みました。
更紗聖牛文(さらさせいぎゅうもん)
インドの代表的な染織のなかに、印金を用いた印度更紗の優品があります。その中よりヒンズー教においては神聖な存在とされる牛の文様とシンボリックな姿をした花卉文の二つの図柄に取材し再構成いたしました。それらの文様はいずれも漆や糊を型で置き、その上に金箔や雲母の粉をおいて図柄が表現されています。
このような印金更紗にみられる独特の趣を生かしながらも、繊細華麗に経錦の技法で織り成しました。
聖宝洋犬文(せいほうようけんもん)
十三世紀、パリに建てられたゴシック様式の礼拝堂にある、メダイヨン文様のタイル装飾に範を求めました。
タイル特有の幾何的な枠組みに有機的な動物文、唐草文を配し、華やかに構成して経錦に織り成しました。
角倉文(すみのくらもん)
桃山時代の京洛の豪商であり、茶人でもあった角倉了以の名称に由来する「名物角倉金襴」は、一茎の花樹とそれを振り返る愛らしい兎の姿態、その足もとに土坡という 〝作り土〟の洗練された意匠であります。
原品は、萌黄地に文様を金箔であらわした金襴ですが、本品はそれに創意をくわえ、経錦にて織り成したものです。