*裁断の都合で表示画像と異なる柄どりになる可能性があります。
詳細情報
お客様レビュー
商品説明
【セット内容】
・仕立て名古屋帯「獅噛文長斑錦(黒)」長さ:3m55cm、幅:30cm
・選べるバッグ(いずれか一つ)
①トートバッグ「柄:イアルの牛」W29.0×H34.0(持ち手含む)×D9.0cm
②茶席バッグ(小)「柄:飛鳥蜀紅錦」W24×H24(持ち手含む)×D10cm
※ご注文時に、ご希望のバッグのセット番号を備考欄にご記載ください。
・数寄屋袋「柄:獅噛文長斑錦」W24×H14×D5cm
・懐紙入れ「柄:獅噛文長斑錦」W19×H10×D1.5cm
文様説明
イアルの牛(いあるのうし)
古代エジプトの人々は、来世も現世と同じ幸福な暮らしを送ることを切実に祈っていました。そしてそれは人間だけでなく動物にも共通であり、中でも牛は聖牛として崇拝されていました。
「イアル野」は古代エジプトの楽園であり、「平和の野原」と呼ばれ、野原は東の地平線を占めていたと言われています。
この文様は、「イアル野」を描いた壁画を基に意匠化し、経錦にて織り成しました。
獅噛文長斑錦(しかみもんちょうはんきん)
原品は、奈良時代の錦裂の中でも文様系統を異にする錦で、獅子が口をひらいた如く見えるため獅噛の名称がつけられたと思われます。
赤、緑、縹、紫、等で縦縞を出し、横に並ぶ獅噛文を幾段にもあらわした経錦です。また織物の地色に二色または数色を縦に用い、縞目を織出すのを長斑といい、この錦はそれにあたります。異色の文様をもつ錦の一つといえましょう。
稜華文錦(りょうかもんにしき)
原品は紫地に黄で図案化した唐花文様を線描的に織出した緯錦であり、軽快で織り崩れが見られない美しい錦です。織出された文様には、正倉院宝庫にある銀平脱鏡箱や銀平脱八角鏡箱の平脱文様との共通性が感じられ、奈良時代特有の文様といえましょう。同じく正倉院蔵の鳥毛篆書屏風の縁裂にこの錦が使用されています。
飛鳥蜀紅錦(あすかしょっこうきん)
原品は、我国伝世最古の幡と伝えられる飛鳥時代の「蜀紅小幡」の縁および坪の界に使用されている錦です。新彊ウイグル自治区トゥルファン地方の遺跡から出土したものと同一文様であることから、七世紀ごろの製織になるものといわれています。
文様は、連珠文を納めた格子内中央に蓮華文を配した構成からなる、多彩で華麗な印象をあたえる蜀紅錦であります。
本品は原品と同じ経錦の織法を用いて、地も文様も経組織にて織り出したものです。