*裁断の都合で表示画像と異なる柄どりになる可能性があります。
詳細情報
お客様レビュー
商品説明
【セット内容】
・仕立て名古屋帯「吉祥狗子文(オレンジ)」長さ:3m55cm、幅:30cm
・選べるバッグ(いずれか一つ)
①ボックス型トートバッグ「柄:壬生寺裂(小赤)」W30×H30(持ち手含む)×D11cm
②茶席バッグ(小)「柄:天平双華文錦(赤)」W24×H24(持ち手含む)×D10cm
※ご注文時に、ご希望のバッグのセット番号を備考欄にご記載ください。
・数寄屋袋「柄:聖宝洋犬文(黄)」W24×H14×D5cm
・懐紙入れ「柄:聖宝洋犬文(黄)」W19×H10×D1.5cm
文様説明
壬生寺裂(みぶでらぎれ)
京の名刹壬生寺に今に伝わる壬生狂言は、正安二年(一三〇〇)三月、円覚上人によって創められたといわれます。爾来この狂言に用いられる衣装は、世々善男善女の寄進する衣裳があてられていました。
鳳凰を向いあわせて丸文にし桐花をその四方におき、立湧式の中に配した格調あるこの裂は、嘉永三年(一八五〇)に大阪屋安二郎外八名の信仰あつき人々の寄進になるもので、狂言衣裳に使用されていた壬生寺裂の一つであります。
本品は、この歴史と信仰をもつ壬生寺裂の文様を、正確に縮小し、組織を経錦として製作したものであります。
天平双華文錦(てんぴょうそうかもんにしき)
六弁花文の縦縞部と菱形花文の縦縞部とが交互に繰り返されているこの文様は、主文・副文の別がなく、唐花文への初期的な過程を示すものであり、正倉院宝物・楽舞装束らしい半臂( 短袖の胴着) の遺品に見ることができる経錦の織物であります。
この錦は、その格調ある文様を基にし、配色に創意をくわえ、織り成したものであります。
御軾天平唐花文錦(ぎょしきてんぴょうからはなもんにしき)
この錦の文様は、唐時代に盛んにもちいられた相称型の唐花文様です。端正で堂々たる形から天平の錦の美しさを偲ぶことができます。
正倉院に藏せられる御軾に見られ、白地に白・黄・赤・緑・紫が用いられた緯錦を経錦にかえ、彩りをくわえて華麗な錦として織り成したものであります。
獅子狩文錦(ししかりもんにしき)
法隆寺に伝わる国宝「獅子狩文様錦」は「四天王紋旗錦」とも呼ばれています。ササン朝ペルシャの典型的文様構成である、連璧円文内に中央の花樹を境とした左右対称の構図をもち、ペルシャ風の四人の騎士が有翼の駿馬を御し、飛びかゝる獅子を射ようとする活動的な文様で、いわゆる狩猟文様と称される図形です。本品は、その獅子狩文様錦の変形で、花樹を除き、ペルシャ騎士を一人にし、獅子を一頭にして、円文の四隅には華麗な華文を配し、新しい構図により経錦の織法で織り出したものであります。