*裁断の都合で表示画像と異なる柄どりになる可能性があります。
詳細情報
お客様レビュー
商品説明
【セット内容】
・仕立て名古屋帯 柄:天平狩猟文(中紺)長さ:約3m60㎝ 幅:約30㎝
・茶席バッグ 柄:鹿文有栖川錦 W28×H29(持ち手含む)×D10cm
・数寄屋袋 柄:パジリクの午(赤) W21×H15×D3㎝
・懐紙入れ 柄:パジリクの午(赤) W18.5×H10×D2㎝
文様説明
パジリクの午(ぱじりくのうま)
東アルタイ・パジリク古墳の永久凍土より出土した、紀元前5世紀から4世紀頃のものと思われる、現存する世界最古のカーペットに範をとりました。
文様の馬には鞍はなく敷物がつけられ、それを引く騎士は細いズボン・靴、ペルシア風の被り物を身につけています。四角で囲まれた花模様は松かさと蓮の花のアッシリア模様を模倣したと思われます。
古代文明に極東と近東の交易があったことを物語る価値のある織物を、経錦の柄として新たに創意を加え織り成しました。
天平狩猟文錦(てんぴょうしゅりょうもんにしき)
連珠文様の、外に葡萄唐草文様を、内には豹を射る四組の騎馬人物を出し、花樹、走る羊、走る鹿を配置する、いわゆる狩猟文様です。
この大きい円文と円文の空間には、獅子、尾長鳥を巧みに取り入れた菱形の文様が置かれています。
狩猟文様も連珠文様も、ササン朝ペルシャ特有の意匠ですが、この錦の文様は唐代にみられるササン朝ペルシャ式文様の典型的なものです。
法隆寺の狩猟文様錦に比べると、線がかなり柔らかくなり文様構成も繁雑になっており、そこに時代の推移がうかがわれます。
鹿文有栖川錦(しかもんありすがわにしき)
錦の作品で名物裂に選定されているものは数少ないのですが、そのひとつに有栖川錦があります。この裂の名称が何に由来するのかは不明ですが、数多い他の名物裂と全く異った情趣を感じさせるのも、この錦の特色といえます。その中で鹿文様の有栖川錦は最もよく知られているもので、直線構成のみごとな表現、洗練された配色と文様、乱れのみえない巧みな織技は名物裂の貫禄十分といえましょう。
本品は、この錦に文様を採り、配色に新しい趣向を試みて経錦に織り出したものです。






























