*裁断の都合で表示画像と異なる柄どりになる可能性があります。
詳細情報
お客様レビュー
商品説明
【セット内容】
・フォーマルネクタイ(柄はお選びいただけません)H145.5×W最大8.5/最小3.0cm
※3柄の内、いずれかおひとつとなります。
・金封袋「柄:早雲寺文台裂(金)」H12.0×W20.0
・縦型カードケース「柄:稜華文(小紺)」W11.2×H7.5
【包装、お届けについて】
・福袋商品の為、包装不可、箱なし、となります。
・お届けは1月6日(月)以降順次発送となります。ご了承の程お願い致します。
文様説明
敷松葉(しきまつば)
「林間に紅葉を焚きて酒を温む」とは東洋的気韻を謳い上げた名句であります。晩秋の山野に打敷く落松葉の風情も亦、日本の風物人情の中にあってこそ、その美しい自然の造形が生きて来るといえましょう。今此の雅趣を文様に抽象し、織り出しました。
早雲寺文台裂(そううんじぶんだいぎれ)
箱根の早雲寺什宝に文台と硯箱があり、これは、室町時代の古典学・連歌の第一人者である宗祇の愛用品であったものです。この裂地の原品は、その文台と硯箱にはりつけてあるもので、地場を銀箔で埋め、緑・海老茶・うす紅色等の色糸で撫子風の草花を蔓唐草に構成して織り出した、銀襴の裂地です。
この裂地のもつ渋さと豪華さの絶妙な調和をそこなわず、現代的工夫を加味して織り出しました。
稜華文錦(りょうかもんにしき)
原品は紫地に黄で図案化した唐花文様を線描的に織出した緯錦であり、軽快で織り崩れが見られない美しい錦です。織出された文様には、正倉院宝庫にある銀平脱鏡箱や銀平脱八角鏡箱の平脱文様との共通性が感じられ、奈良時代特有の文様といえましょう。同じく正倉院蔵の鳥毛篆書屏風の縁裂にこの錦が使用されています。
菊もみ(きくもみ)
本阿弥光悦は、日本の文化が最も豪華に花咲いた桃山時代に於ける、美術工芸の独創的な天才であり、あらゆる分野の芸術に新しい局面を開いています。
その中の一つ、京都鷹ヶ峰の光悦寺にある彼の紙の芸術に、「大菊もみ」というもみ紙があります。その文様の華麗を、抽象的・立体的に捉えて織物にうつしたものが、此の裂地であります。
葡萄唐草文錦(ぶどうからくさもんにしき)
原品は、地を紫、文様を黄であらわす二色の緯錦です。
文様は、四方に尖頭を出す複合四弁の唐花を中央におき、その周囲に八花形に蔓をめぐらし、蔓の先には葉、果実、捲き蔓をおのおのシンメトリックに配しています。蔓はまことに見事な孤線を描き、複雑な構造ながら美しくまとまって、葡萄唐草の意匠に対する高度な図案化がうかがわれます。正倉院宝庫に数多く在る葡萄唐草文様のうちで、最も優美な感を与える作品は、この錦でありましょう。