コレクション: 文様特集 チョーカーの猫(ちょーかーのねこ)

十九世紀末から二十世紀初頭にかけてヨーロッパに花開いたアール・ヌーヴォー期のジュエリーは、植物のたおやかな成長を思わせる流麗な曲線に、自然のモチーフをあしらったデザインが多く見られます。 この文様は、フランスのジュエリーチョーカーに範をとり、しなやかに弧を描く蔓草と気ままに遊ぶ猫の姿を組合せ、文様構成しました。 身近な自然や動物を装飾化し、芸術を生活の中に取り入れようとしていた当時の人々の自然に対する思いを感じることができます。