コレクション:
文様特集
埃及の猫(えじぷとのねこ)
エジプト美術のルネサンス期とも呼ばれる「サイス期」に作られたとされる、青銅の猫をモチーフにしました。サイス期(紀元前六六三~三四一年頃)には活発に建築活動も展開され、広大な宮殿や椰子形の柱を林立させた大柱室を持つ神殿なども建設されました。柱にはパピルスや蓮の花が 描かれ美しい装飾となっていました。それらを向かい合う猫の間に置き、新たに文様構成しました。
音楽や踊りを好む「豊穣の神・女神の化身」として古代エジプトで愛された猫に想いを馳せ、経錦として織り成しました。