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文様特集
猪目文(いのめもん)
神社や仏閣の扉、様々な器具の飾りの部分にみられるハート型の文様は、猪の目に形が似ていることから、猪目とよばれています。猪はその目力で、魔除け、厄除けとして祭られ、火伏せの神様の御使いであり福を司るとされています。
又、刀装飾にある柄と刀身をつなぐ目釘をおおう金具を目貫といい、時代を経て次第に刀装の中心となり、その中には猪の精緻な作例も多く見られます。
猪目を持つ装飾金具を立涌状に構成し、中央に目貫にみられる猪を配し、経錦として織り成しました。