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文様特集
コプト花盃文(こぷとかはいもん)
埃及(エジプト)は世界最古の織物美術の宝庫といえます。
本品の文様は、アレキサンダー大王が埃及を征服(BC四世紀)してから、クレオパトラ女王がロマンティックな最後(BC一世紀)をとげるまでの、プトレマイオス王朝にて織られた物といわれる、有名な綴織の一断片から来ています。
銀の大盃に花を盛るのは、古代ギリシャにおいては祝意の表徴であり、周囲の葉は勝利をことほぐ月桂樹の冠をあらわすものでありましょう。