Collection: 文様特集 豊国富貴錦(ほうこくふうきにしき)

帯の柄は桃山時代に京都東山に建立した、武将・豊臣秀吉の廟所の極楽門を滋賀県宝厳寺の唐門(国宝に指定)へ移築した、その唐門に装飾された牡丹唐草の彫刻に着想を得ました。力強く削り出された躍動感あふれる牡丹の迫力をそのままに、金銀箔、数多の色箔の輝きで大胆に配色し、桃山様式の豪華絢爛で﨟たける世界を再構築しました。吉祥文様でもある牡丹は富貴の象徴とも呼ばれる百花の王。他に類を見ない美しさと品格が漂います。